2015-11-16
直葬・炉前読経について
葬送儀礼は宗教儀式や習俗を引き継ぎつつも、社会とともに変化していきます。
最近では「家族葬」や「直葬」といった言葉が生まれ、広がりつつあります。
直葬とは宗教儀式を行わず、参列者を呼ばない火葬だけのお別れをする事です。
僧侶の立場としては悲しい事でありますが、経済的な事情や人間関係の希薄化、
特に信仰が無く檀家寺と縁を持たない無宗教化が要因であります。
この直葬に対し「故人をそのまま焼くのはけしからん」と言う方も多いですが
遺されたご家族にも様々な事情があるため頭ごなしの否定はできません。
しかしやはり、お葬式というのは生命の尊厳に向き合う特別な機会であります。
お経で故人を送り出し、ご遺族の悲しみが癒えるよう勤めたいと思います。
大宝院では枕経だけや火葬場での炉前読経だけであっても、お別れの儀式を
お勤めさせていただく事ができます。
お布施は1万円よりお申し受けしておりますが、生活保護世帯で葬祭扶助を
利用される福祉葬の場合は全くのお気持ちで結構です。
檀家関係を強要する事はございません、故人と納得いくお別れが出来るよう
ご検討いただけたら幸いです。
※石巻市石巻斎場以外での火葬場(仙台・塩釜・女川町・東松島など)
でのお勤めの場合は別途交通費をお申し受け致します。
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