2015-08-12
8月の震災月命日供養
東日本大震災より4年5カ月の月命日となる8月11日、
石巻市南境の石巻霊園内にて月命日供養が行われました。
この霊園の管理事務所には震災犠牲者供養の祭壇があり、
例年8月の月命日には必ずお勤めさせて頂いています。
事務所の隣にはコンテナがあり、身元不明で引き取り手のない
震災で犠牲となった方々の遺骨が未だ多く保管されています。
お盆なのに誰にも供養されず、家族の迎えを待ち続けている
遺骨を前にすると、拝んでほしいと語りかけてくるようでした。
お盆の時期なのでご先祖さまを供養する方も多いと思いますが
自分の生命のルーツである先祖を拝むのは当たり前のことです。
悲しくも無縁仏となった縁もゆかりもない他者の霊のためにも
冥福を祈り、供養をすることがお盆の本質です。
震災の犠牲者だけでなく、世の中には災害や事故等で亡くなり
供養されない霊が数多く存在します。
今年は終戦から70年、自分を支えている多くの生命・犠牲に
思いを巡らし、追悼する事が自分の先祖への追善の供養となり、
その功徳は自身に還ってくるのだとお話しいたしました。
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