2014-08-11
8月の震災月命日供養
本日は東日本大震災より3年5ヶ月の月命日、4度目のお盆となりました。
早朝より石巻霊園内の身元不明者安置所にて、県内の真言宗僧侶らによる
犠牲者供養の法要が行われ、私も参加いたしました。
沿岸部で毎月行われており、都合が合うとき参加させていただいています。
コンテナ内に保管されている遺骨を見て悲しい気持ちがこみ上げてきました。
お盆に帰る場所の無い精霊達に供養の祈りを捧げました。
帰りに石巻市街を眺望する南境の馬子山の山頂に寄りました。
ここは今年3月の三周忌法要まで毎月11日に月命日を行っていた場所です。
先日までの暴風雨で頂上付近が散らかっていたため、ゴミ拾いをしたのちに
三回忌の角塔婆と秋葉権現の石碑をお参りいたしました。
石巻市築山の釜観音前において、午後2時46分の地震発生時刻に合わせて
大宝院の震災月命日供養を行いました。
直前まで雨と強風でしたが、近隣の方々にご参列いただきました。
お盆とは有縁の先祖の霊だけでなく、餓鬼を含む無縁の三界万霊に対しても
供養する事が必要であるとされています。
先の震災は多くの無縁の霊を生んでしましました。そのような霊に対しても
心を寄せることが必要だとお話させていただきました。
大宝院では震災月命日において塔婆での供養を受け付けおります。
祈りを塔婆という形に表し、犠牲者の菩提を弔っていただければ幸いです。
合掌
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