2月10日の石巻かほくにコラム「供養とは」が掲載されました。

平成28年2月10日石巻かほくコラムつつじ野11

震災後に石巻で瓦礫撤去のボランティア活動を続けている中で

私がとても悲しかったことは各家庭で奉られていた神棚や仏壇など

神仏を宿したものが多く被災していたことでした。

hisai-kamidana

もちろん人間の生活の方が最優先です、しかしその家の住人にとって

心の拠り所であった品々が瓦礫として捨てられる事はとても悲しい事でした。

そのため作業の合間に、依頼があればテント内で様々な供養をしていました。

ある日不思議な体験をしました。瓦礫撤去の作業を終えて宿泊地に戻る途中

瓦礫集積場の前でどこからか「拝んでほしい」という声が聞こえました。

その声の主が何者なのか、ただ疲れていた私の幻聴だったのかはわかりません。

しかしその時以来、必ず毎月11日に石巻で瓦礫に供養を続けることを誓いました。

追悼の法螺

とはいえ市内各地にある瓦礫集積場を一つ一つ拝んで巡る事などできません。

考えた結果、石巻を一望する馬子山の山上より供養をする事に致しました。

その後、石巻から震災瓦礫が無くなり2013年の3回忌で山上での供養は

区切りとし、以降は釜・大街道地区の観音像前で続けています。

あの時の声なき声に応える事が出来たと私は思っています。