2014-08-13
施餓鬼について
お盆の時期となりました、ご先祖さまをお迎えするための
精霊棚を設け、仏前にお供えをされる方が多いと思います。
お盆とは家に帰って来るご先祖さまをもてなす行事ですが
実は先祖の霊だけでなく、施餓鬼と言い一緒にやってくる
無縁の霊や餓鬼たちにも施す事が重要なのです。
餓鬼とは欲張りであったり嫉妬深かった人間の霊のことで
決して満たされること無く常に飢えているとされます。
そんなものは空想の産物だと思うかもしれませんが、日頃
満たされることなく、必要以上に消費してしまう私たちの
心は餓鬼そのものであると言えるでしょう。
今あるものに感謝し、その一部を他に施す心を持つことは
自分自身の心を養い、精神的な満足を与えてくれます。
施餓鬼とはお盆の時期だけの話でなく、日々感謝の心を持ち
生活する事の重要性を説いているのです。
先日、写経会の常連さんが盆提灯をご寄進くださいました。
この場をお借りして感謝申し上げます、合掌。
タグ: 供養
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